ぐうたびTOP > 特集一覧 > 春の阿寒湖温泉でアイヌ文化に触れる旅 > 4/29(日)グランドオープン アイヌシアター「イコロ」
「アイヌ神謡集」で知られる知里幸恵の伯母、金成(かんなり)マツが記録したウエペケレ(民話)が原作。クマの神様が経験する失敗と、そこから得られる教訓をユーモラスに描き、アイヌ民族の世界 観を象徴する「クマ送り儀礼」も登場、アイヌの人々の神様に対する考え方や人間と神様の関わりがよくわかります。
アイヌ民族が踊った古式舞踊を、かがり火を囲んだ幻想的な雰囲気の中で、独自の演出によって構成。イオマンテは、アイヌ語で「熊 の霊送り」といい、山で生け捕った小熊を飼育した後、その霊を神の国「天上」に送る儀式。狩猟民族だったアイヌ民族にとって、熊は天上に住まう神が肉 や毛皮をお土産に地上に降りてきた姿であると信じています。
北海道最大級のアイヌ集落「阿寒湖アイヌコタン」では、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統的な「アイヌ古式舞踊」が鑑賞できます。独特な唄と掛け 声に合わせて、ヒザと手拍子でリズムを取りながら踊る姿は、荘厳で神秘的です。