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【札幌ラーメン最新事情 2018】4-1

淡麗旨口!「ネオノスタルジック」な醤油味

ネオ (Neo) は、ギリシア語で「新しい」という意味。 ノスタルジック(nostalgic)は英語の形容詞で「郷愁」と訳されたりする。
そのギリシャ語と英語を組み合わせた勝手な造語なのだが「ネオノスタルジック」とでもいうべきジャンルのラーメンが札幌でもファンを増やしているように思う。
「懐かしい味わいの延長線上にありながら、現代風に洗練されたラーメン」という表現をするとちょっと乱暴かな?

でも、昔からラーメンに使われてきた「鶏」を中心とした食材に「醤油」というごく一般的な調味料。斬新な食材を使うというよりは、それらの主軸を昔とは違う活かし方や表現方法の工夫で提供しているラーメンが増えている。

今回はそんな「ネオノスタルジック醤油ラーメン」を提供しているお店を中心にスポットを当ててみたいと思います。

■中華そばスパンキー

まず最初にご紹介するのは、2017年7月オープンの「中華そばスパンキー」

スペルはspanky(お尻を叩く)ではなくspunky。
「勇気のある」「元気な」「活気のある」なんて意味があるようですね。

塩らーめん700円。
たまに醤油ラーメンより塩ラーメンの方が安いお店を見かけますよね。
その理由は単純に調味料の原価が「醤油>塩」という事によるものが多いみたいです。

ところがこちらのお店は塩らーめん700円に対して醤油らーめん650円と塩の方が価格が高い。
その理由は、塩や醤油という調味料そのものより、塩ダレや香味油に原価をかけているからに他ならないと思う。

実際「ほふぅ~(-´▽`-)」とため息が出る程旨味満載のスープだ。
鶏の旨味に海の香り。
透明なスープからは想像できないほど、深~い味わい。

これかなり美味しい塩ラーメンだね。
これをもっと掘り下げて紹介してもいいんだけど・・・。
実は今日はこちらをメインにご紹介したい!

醤油らーめん。
食べ終えた後に「これで650円でいいの?」って感じると思う。
味わうとめちゃCPの高いメニューだという事に気が付くんじゃないかな。

しっかり鶏の旨味の出たスープに鶏油(チーユ)の二段重ねという感じ。
鶏うまっ!!
そして一部ラーメン好きの間で有名だが、一般的には知る人ぞ知るという、島根県奥出雲仁多の『森田醤油』の「生揚げ醤油」を使っているとのこと。
キリッと立った醤油の旨味がこれまた絶品!

麺はさがみ屋製のややはかなげな印象のある柔らかめの食感。
最近はパツンとした低加水の麺よりこういう優しい味わいの麺が大好物です(^^)

ほのかに香る魚介の風味が鶏の旨味を支えている。 主役の鶏を立たせながら上手くバランスがとられている印象。
具は肝心の麺とスープが美味しいから、このシンプルさでいいと思う。
いや、むしろこのシンプルさがイイ!

失礼ながらオープン間もない新店でこんなにハイクオリティな中華そばに出会えるとは思っていなかった。
やりますねぇ!

そしてもうひとつおまけがこれ。
数量限定の「炙り鶏チャーシュー」
値段はなんと50円(*o*)

このCPの高さなのに、この香ばしさ!!
この鶏チャーシューはそのまま食べてもとても美味いのだが・・・。

スープにちょいと沈めて、鶏スープをまとわせるとこれまたたまらない美味しさ。
あー・・・ご飯かビールを頼んでおくんだった。

塩らーめんも美味しかったけど、鶏の旨味に溢れた醤油らーめんがストライクだったなぁ。
これでラーメンが650円で炙り鶏チャーシューが50円。
合計700円ってどういうこと??
CP高過ぎ(^^;

2017年でトリ年は終わったけど・・・。
私の中では2018年もトリ年かも!
いや、それどころかこの先しばらくはトリ年が続くんじゃね?ってぐらい、あらためて自分の中のトリ好きが目覚めた感じ。

凍える寒さの中の帰り途でしたが、地下鉄駅まで足トリ・・・いや足取りは「元気(spunky)」いっぱいでした(^^)


【中華そばスパンキー】
住所:札幌市西区二十四軒3条5丁目8-25 田中ビル1階
営業時間:[月~土]11:00?20:00/[日・祝]11:00~16:00
定休日:不定休(現在は無休営業中)
TEL:090-3770-3336