ポイントプレゼントキャンペーン

札幌ラーメン最新事情2017 【第3回】
『本気で美味しい!札幌で食べるご当地ラーメン』

みなさんこんにちは。 札幌ラーメン最新事情2017も折り返しの第三回となりました。 今回は「道外の味や流れを汲むお店」にスポットを当ててみたいと思います。 昨年麺将清正のところで取り上げた「台湾まぜそば」もそうですが、道外のご当地ラーメンが札幌でも食べられるお店が増えてきています。 そして、単にそれだけじゃなく「レベルが高いお店が多い」との印象を受けています。 単なる物まねというより、ご当地の方が食べても納得していただけるクオリティのお店の登場がここ1~2年は目立ったように感じます。 ということではじまりはじまり~! ~~~~

■博多ん娘 まず最初にご紹介したいのは、博多ん娘ラーメン。 2016年4月に羊ケ丘通沿いにオープンしたお店。

カウンターだけのアットホームな雰囲気の店内。

レモンらーめんや黒らーめんも気になりつつ・・・・。 トップメニューのらーめんに卵がトッピングされた味玉らーめんをいただきましょう!

もうね。 (旨味・・・出てますよ・・・) と丼が語りかけてくるような、いい~オーラが出ているもの。

実際こちらのスープはスープをつぎ足しながら旨みとコクを重ねていく、「呼び戻し」という独特の技法を使っていて、オープン当初より明らかに美味しさがアップしているんです(^^) この技法の特徴は年月を重ねれば重ねるほど味わい深くなるので、この先はさらに期待できそうです! そして、もう一つ! 素材そのものから出てくる豚骨の旨味にあふれていながら、くどさやしつこさが無いのもここのスープの特徴。 驚くほど飲みやすいスープは本場博多でも中々出会えない秀逸な味わい。

さがみ屋の低加水麺も相性抜群! 一昔前は「九州系の低加水麺は難しい」という話を伺っていたが、それも今は昔・・・。 パツンとした独特の食感は本場さながらの味わい。 やっぱり「このスープにはこの麺だよね」と思わず独り頷いてしまう。

札幌ラーメンのそれと比較すると、博多ラーメンは麺量がやや少なめなので、あっという間に麺が無くなってしまう。 ちょっと悲しい・・・。

でもご安心ください(^^) 博多ラーメンが世界に誇るシステム「替玉(麺のおかわり)」がちゃんとあります(^^) ちなみに私の好きな四字熟語は「替玉無料」と「大盛上等」です!! 嫌いな四字熟語は「腹筋運動」です。 ・・・四字熟語の意味・・・あっていますか?

卓上には辛子高菜や紅しょうがといった、博多ラーメンならではトッピングが並ぶ。

替玉でちょいと薄くなったスープにこれらのトッピングは大いに威力を発揮してくれるよね(^^)

ちなみにこちらのお店。 裏めにゅーなるものが存在するんです。 文字通り、メニューの裏側に表記されているのが面白い。

それがコチラの「五島らーめん」 五島列島の「焼きアゴ(トビウオ)」を出汁に使った、あっさり味のラーメンだ。

透き通るようなそのスープには上品で香ばしいアゴの風味がふうわり・・・。 これまたため息が出るほど美味しい。

その他にも「黒らーめん」や「レモンらーめん」なる魅力的なメニューが並ぶ・・・。 それらもとっても気になるところ。 そうそう! 替玉という博多ラーメンのシステム。 ちょっと違うけど札幌にも似た仕組みがあるのを知っていますか? 私は時々そのシステムを利用しているんですよ。 ただし「替玉」だけじゃなく「替スープ」と「替トッピング」も・・・ついでに「替ドンブリ」なんてのも一緒になってくるんだけどね。 ・ ・・専門用語でいうと「おかわり」って言うんだけどね(-_-) 時々やっちゃいます(苦笑) 【ら~めん 博多ん娘】 住所:札幌市豊平区福住二条4-2-27 営業時間:11:00~15:00 定休日:火曜日 TEL:非公開 ~~~~ ■めん屋大介 『皆さんは「台湾ラーメン」とか「台湾まぜそば」って聞いたことがありますか?』 という書き出しは昨年の特集記事で書いたフレーズです。

あらためてサラリと触れておくと、台湾ラーメンは名古屋発祥の辛いラーメンで、ニンニクと唐辛子で味付けされたひき肉(通称台湾ミンチ)が乗ったラーメン。 1970年代に誕生した名古屋を代表するご当地ラーメンだ。 そして台湾ミンチを使った汁ナシ麺が台湾まぜそばで、こちらの歴史は意外と新しく2008年に名古屋の「麺屋はなび」というお店で誕生した。

さて、今回紹介するのはその台湾まぜそばの元祖「麺屋はなび」で修行経験を持つ店主さんがオープンされた「めん屋大介」だ。 2016年5月のオープン以来、本格的な台湾まぜそばが話題になっている。

ニラの緑にネギの白、海苔の黒と中央には台湾ミンチの茶色・・・そして中央の卵黄の黄色が美しい! 食欲をそそる色とりどりの具材。 かき混ぜるのがもったいなくなりますが、ここはよーく混ぜていただきましょう(^^)

その具とピリ辛のタレがもっちりした麺に絡むともう最高! 台湾万歳! いや、名古屋メシ万歳!というべきか。

そしてここで是非試してもらいたいのが自家製昆布酢。 味にさらに深みが増し、最後までさっぱりいただける。

レンゲ一杯分のご飯を「おいめし」として無料提供してくれるのもありがたい。

台湾ミンチはどうしても麺と絡めて食べるだけでは拾いきれない。 そんな時にこのご飯がいい働きをしてくれます。

混然一体となった旨みが最後の最後まで堪能できます。

ドンブリの底に残っていたこぼれ球ならぬ、こぼれ具材&タレ! 誰かフォローして~・・・というときにこのレンゲ一杯分のご飯がナイスアシスト! こぼれ球を拾わせたらC.ロナウドだって真っ青!(^^) いい仕事をしてくれました! 是非台湾まぜそばを食べるときは「おいめし」まで行っちゃってくださいね!(^^) 【めん屋 大介】 住所:札幌市豊平区月寒東5条8-2-8 三上コーポ 1F 営業時間:11:30~14:30/18:00~22:00 (日曜のみ11:00~20:00) 定休日:月曜日(祝日のみ営業) TEL:080-9489-4440 ~~~~ ■らーめん 麺GO家 続いてご紹介するのはこちらの2016年10月オープンの「らーめん 麺GO家」。 勘のいい方なら店名を見ただけで「あ、あそこのご当地系だな」と想像がつくのではないでしょうか?

そう、こちらのお店は店名に「家」が付くことから想像されるとおり、「横浜家系(よこはまいえけい)」という神奈川のご当地ラーメンのお店なのです。

家系ラーメンを一言で説明すると豚骨や鶏ガラベースの白濁したスープに鶏油(チーユ)の香り、麺はストレートのやや太麺が一般的でトッピングはほうれん草と海苔が乗るのが定番。 店名の最後に「家」がつくお店が多いのも特徴の横浜発祥のご当地ラーメンです。

麺の固さや油の量、スープの濃さなどを自分好みにカスタマイズできるのも家系の一つの特徴ですね。 そしてもう一つの特徴は・・・・。

ご飯との相性が抜群ってこと(^^) こちらのお店、なんとオープンから14:30まではご飯が無料サービスなんですね。 うん!わかっているね(^^)b

自分で茶碗によそいながら、ラーメンの出来上がりを待つ・・・。 このご飯をよそっての待ち時間もテンションあがるわぁ(笑)

しかもこちらのお米、むかわ町産のななつぼしで、特A評価を受けたお米らしい。 うーん!益々わかっているなぁ(^^)b

しかもこちらのお米、むかわ町産のななつぼしで、特A評価を受けたお米らしい。 うーん!益々わかっているなぁ(^^)b

独特な食感の麺。 まさに本場横浜家系のスタンダードな美味しさ! 聞くとわざわざ本場神奈川から空輸で取り寄せているそうな・・・。 今の時期は飛行機の欠航などもあり、大変だと思うけど、そこはやっぱり店主さんのこだわりなんでしょうね。 スープとはもちろん抜群の相性!

そしてお楽しみのライス!! スープをたっぷり吸わせた海苔をご飯の上にダイビング!! あー・・・至福です(^-^)

パンにはバター! 刺身にはわさび! のび太君にはドラえもん! りゅうちぇるにはぺこりん! 森山みくりにはワタシ・・・いや津崎平匡(^^; そして家系ラーメンにはライス!! モノには運命的ともいえる「最高の組み合わせ」があるのです。 家系ラーメンにライスの組み合わせはまさに「ベストマッチ」!! 炭水化物LOVE人間としてはこの出会いに感謝です(^^)

ライスの話に偏ってしまったけど・・・。 あらためてラーメンの話に戻しましょう(^^; ここ麺GO家のラーメンは、非常にクオリティが高いながらクセの少ないタイプ。 家系ラーメンの中には上級者向けと言って良いような、豚骨の臭みを個性として活かしているお店も少なくありません。 そんな中にあって、こちらのお店は家系ラーメンを食べたことがない方にも食べやすくおすすめしやすいと思う。 まだ家系ラーメンを食べたことのない方がいたら、是非この機会にチャレンジしてください!! そうそう!その時にライスはお忘れなくね(^^)b 【らーめん 麺GO家】 住所:札幌市西区西野4条6丁目2-1 澤田ビル 1F 営業時間:11:00~23:00 定休日:月曜日 TEL:090-2811-8967 ~~~~ ということで、札幌ラーメン最新事情2017の3回目いかがでしたか? 地方のご当地ラーメンに影響を受けた店主さんが限定メニューで提供したり、ご当地ラーメン風にアレンジしたものが提供されたりという事はこれまでもありました。 しかし、今回の流れは「本格的なものが提供されているお店が増えている」というところ。札幌に居ながらにして各地の本格的なご当地ラーメンが食べられる時代になったのかと思うと感慨深いものがあります。 皆さんも是非札幌以外の都市のご当地ラーメンをお試ししてはいかがでしょうか?