春から夏にかけて、北海道にはお花を楽しめる絶景スポットがいっぱい!今年は余裕をもって、ゆっくり泊りがけで花旅を楽しみませんか?道内各地のお花の名所とベストシーズンをご紹介します。
広大な敷地に咲き誇る約200品種の色鮮やかなチューリップは圧巻!
色鮮やかなチューリップが咲き乱れる公園の総面積は12.5ha、そのうち約7haの広大な畑に多種・多彩なチューリップが花開きます。本場オランダから直輸入された珍しい品種を含め約200品種のチューリップが咲き誇る様は圧巻!オランダ風車型の展望台からは全体を一望でき、園内を電動バスで周遊することもできます。
チューリップの見ごろは例年5月中旬から下旬。今年の開花状況は若干早めだそうです。また、好きなチューリップを球根ごと採取できる「掘り取り販売」(1本100円)も人気があります。
2019 かみゆうべつチューリップフェア
開催日時:2019年5月1日(水)~6月上旬/8:00~18:00(入園は17:30迄)※開花の状況により変更あり ※フェア期間中は無休
住所:湧別町上湧別屯田市街地358-1
電話:01586-8-7356
料金:大人(高校生以上):500円、団体10名以上は400円、小人(小・中学生):250円、団体10名以上は200円、幼児:無料
太平洋の断崖絶壁の海岸線と原生花園に広がるヒオウギアヤメを楽しむ
約30万株のヒオウギアヤメが初夏を彩るあやめヶ原は、標高約100mに位置する北太平洋シーサイドライン「岬と花の霧街道」の景勝地。5~10月の期間、約100haの広大な原生花園に100種類以上の草花が咲く人気のスポットです。付近は太平洋に突き出た断崖絶壁のため、海岸線が一望できる、まさに絶景のビューポイント。
6月23日からは「あっけしあやめまつり」が開催され、美しいアヤメと高貴な香りを楽しむことができます。また、アヤメを食さない馬を放牧することで、貴重なヒオウギアヤメを保護するとともに、太平洋と馬とアヤメという、ここにしかない印象的な風景をつくりだします。
滝上町の“芝ざくら滝上公園”では、6月9日(日)まで「童話村たきのうえ芝ざくらまつり」が開催されます。6月上旬にかけて10万㎡の大群落が丘一面を色鮮やかなピンクに包む様子は息をのむ美しさ!期間中は週末を中心にステージイベントや、ヘリコプターから滝上公園の全景を眺められる“遊覧飛行”(1名5000円~)など様々なプログラムが行われます。
芝ざくらは遠くから見渡すだけではなく、近くによって可憐なかわいらしい花々を見たり、甘い香りを楽しむこともできます。芝ざくらソフトクリーム(300円)を食べながら、渓谷「錦仙峡」の散策もおすすめです。
北国ならではの植物が季節ごとに次々と花開く北海道屈指の人気ガーデン
英国風ガーデンをベースに、上野砂由紀さん一家が丹精込めて作った庭は、北海道の気候風土を生かしたオリジナルな「北海道ガーデン」。個性的なテーマで展開する10のガーデンは季節によって様々に表情を変え、訪れるたびに違った楽しみ方ができます。
時にはアヒルやニワトリが散歩するのどかな風景に癒され、また古い納屋を改造したカフェでいただくランチやデザートも楽しみの一つです。ガーデニングをされる方には珍しい花苗が購入できるのも魅力。
写真は素朴な野草や華やかな花が美しい「ノームの庭」。小高い丘の射的山から眺める田園風景も格別です。
上野ファーム
ガーデン公開期間:2018年4月21日(土)~10月14日(日)/10:00〜17:00(ガーデン&カフェは期間内無休・ラストオーダー16:30)
住所:旭川市永山町16丁目186
電話:0166-47-8741
料金:中学生以上800円、小学生以下無料、団体700円(15名以上)、ガーデンパスポート(1年間)1000円※ショップやカフェだけの利用は入園料無料
美瑛の丘陵地を埋め尽くす色とりどりの花々がお出迎え
約14haを有する「四季彩の丘」は、多方面から異なる景色を楽しめる花畑です。6月にはオリエンタルポピー、7月にはラベンダーやひまわり、8月はサルビアやマリーゴールドなど、四季を通して様々な種類の開花を見られます。
訪れる人々は定番人気のソフトクリーム(300円)や、熱々のジャガイモコロッケ(130円)を片手に周辺をのんびりと散策。売店には農家でもあるオーナーのもぎたて野菜が並ぶマルシェが登場します。
2階のレストラン「フロックスホール」では、美瑛産の野菜がたっぷりと入ったスープカレー(1,100円)や、美瑛産小麦「香麦」を100%使用したカレーうどん(850円)などが人気。愛くるしいアルパカと触れ合えるアルパカ牧場もおすすめです。
展望花畑 四季彩の丘
営業日時:6~9月/8:30~18:00、4~5月・10月/9:00~17:00 ※期間中無休 ※その他の季節はホームページを参照ください。
住所:美瑛町新星第3
電話:0166-95-2758
料金:入場無料
※花畑維持管理用に一人200円相当の募金を御願いしています。
※ノロッコ号15分間高校生以上500円(小中学生300円)、カート4人乗り15分間2000円(貸切り可)
※アルパカ牧場大人500円、小中学生300円
東京ドーム約5個分の畑に咲き誇る150万本のひまわり!
どこまでも続く広大なひまわり畑は、東京ドーム5個分、約23haという広さで150万本ものひまわりが咲き誇ります。7月中旬から8月下旬のシーズン中は、毎年「ひまわりまつり」も開催され、20万人以上の観光客でにぎわいます。
巨大なひまわり迷路や、世界のひまわりコーナー、飲食や買い物を楽しむことができる観光センターなども併設され見ごたえたっぷり。レンタサイクルや遊覧車「ひまわり号」も運行しているので、広い里内をゆったりと巡ることが出来ます。
「北海道感動の瞬間(とき)100選」にも選ばれた、大地を黄色に染める広大な菜の花畑
滝川市では平成に入ってから菜種(ナタネ)栽培が盛んになり、現在では日本有数の作付面積を誇ります。菜の花が開花となる5月中旬~5月下旬には、市内のあちらこちらで菜の花が咲き誇り、フォトジェニックな黄色いじゅうたんが一面に広がります。
5月16日(木)~22日(水)は、菜の花が見頃となる「菜の花ウィーク」で、菜の花畑を巡るシャトルバス・ジャンボタクシーの運行などが行われます。さらに5月18日(土)・19日(日)には、広大な菜の花畑を舞台に「2019たきかわ菜の花まつり(本会場:丸加高原伝習館)」が開催、菜の花を一望できる見晴らし台が設置され、国内外から大勢の観光客が訪れます。
アイヌ語で「宝物」を意味する森を全身で味わおう
澄みきった空気に包まれて、森の宝物を探しに行こう
アイヌ語で“宝物”を意味する“イコロ”。広大な敷地内にはローズガーデンやボーダーガーデン、ウッドランドガーデンなど11のテーマからなるガーデンが広がり、季節を感じながらゆっくりと散策できます。とくに7月頃は、さまざまな宿根草や森や芝の緑、そして美しいバラが最盛期を迎え、素晴らしい風景に癒されます。
そのほか、ガーデングッズなどの雑貨を扱う「イコロハウス」や、寒さに強い自家生産苗・輸入苗を揃えている「ナーサリー」、カジュアルな食事や自家焙煎コーヒーを楽しめるガーデンカフェ「チセ」や「COFFEE STAND」、本格的なホース・トレッキングも可能な乗馬クラブ「リーフ」などもあり、一日中楽しめるのも魅力です。
イコロの森 (体験型庭園観光施設)
営業日時:2018年4月21日~10月31日/9:00~17:00 ※期間中無休
住所:苫小牧市植苗565-1
電話:0144-52-1562
料金:ガーデン入場料/大人600円、小人300円、シニア300円(年間パスポート1,000円) ※10名以上は団体割引あり
静かな境内に約1,500本が咲き誇る紫陽花の名所は7月中旬が見頃
「北の紫陽花寺」と呼ばれる紫陽花の名所、浄土真宗本願寺派 明善寺は、明治39年倶知安町東林寺の幌似説教所として共和町に創立されました。紫陽花が植えられるようになったのは平成からですが、夏に咲き誇る鮮やかな紫陽花は今や300株1,500本に増え、7月10日~8月10日頃に見頃を迎えます。
こんもりとした可愛い手まり咲きや、ガクアジサイなどさまざまな色や形の紫陽花が美しいグラデーションで咲き誇るさまはお寺の静かさとあいまって心が洗われるよう。暑い盛りにもホッと和める場所となっています。ニセコや積丹に行かれる際はぜひ足を延ばしてみてください。
エゾヤマツツジとサラサドウダンが恵山を真紅に染め上げます
60万本とも言われるエゾヤマツツジと、サラサドウダンが見事に咲き誇り、真紅に染まる山裾と新緑・海・青空とのコントラストは見応えたっぷり。恵山の麓にある“つつじ公園”の特設会場では、5月18日(土)~6月2日(日)まで「恵山つつじまつり」が開催されます。恵山地域のシンボルである活火山“恵山”に春の訪れを告げ、毎年約3万人の観光客が訪れる人気のお祭りで、イベントデーの5月26日(日)は10:00から14:00まで数多くの出店が並び、ステージイベントや、海鮮特産品販売会、ポニー乗馬体験などが開催されます。