「ほっと一句♨ほっかいどう温泉川柳」に惜しくも落選した句の中から、ラジオパーソナリティ・猪飼雄一さんが選んだ「こぼれ川柳」を発表!あなたの作品が選ばれているかも。ぜひお楽しみください。
阿寒湖の代名詞であるマリモの「丸さ」を、温泉に浸かる事で癒されて棘が取れていく「心の丸さ」に重ね合わせた、非常に優しくお洒落な比喩が光る名作です。
阿寒の豊かな自然と温泉の効能が、非常にシンプルな美しい言葉で表現されています。
旅を通じて、日々の疲れが綺麗に洗い流され、心がじんわりと穏やかになっていく優しさに満ちています。
湯煙と活火山の噴煙のどちらだろうかと空を見上げる洞爺湖温泉ならではのダイナミックな景観を「〜か、〜か」のリフレインで見事に捉えたスケールの大きな作品ですね。
自然の雄大さと温泉街の風情が一体となった、非常にドラマチックな臨場感があります。
この土地の歴史や自然の息吹までをも想起させるような、深い余韻と情緒が心地よいです。
名湯で心身がほぐれた後に味わうカニの美味しさが、「しみわたる」の一言で見事に表現されています。
温泉旅の一番の醍醐味が凝縮され、贅沢で幸せな情景が浮かび上がります。
五・七・五の構成も、口いっぱいに広がるカニの旨味と、湯上がりの極上の幸福感が五感を通して伝わってきます。
北海道ならではの贅沢な旅の喜びが真っ直ぐに届く快作です。
「恋の二股」というスリリングな言葉を、温泉とグルメに目移りする贅沢な旅の楽しさに掛けた、なぞかけ名人・ねづっちも唸る程の見事な表現です。
五・七・五のリズムも小気味よく、あれもこれもと欲張りに楽しみたい旅行者のわくわくした高揚感がストレートに伝わります。
コミカルな勢いと、旅の幸福感が贅沢に詰まった楽しい作品で、誰も傷つけない幸せな二股に共感します。
温泉旅の贅沢な時間や充実感を「幸せの重み」と表現し、それを抱いて夜が更けていく宿の静けさが、非常に情緒豊かに描かれていますね。
温泉宿に泊まった時のゆったりとした時間の流れや、心も身体も満たされた旅の夜の特別な空気感が美しく表現されていて、静かで深い余韻がいつまでも心に残る、とても完成度の高い素晴らしい作品です。
※川柳では句読点や記号は基本的に使用しませんが、それらをつけなくても、作品の意味が伝わると判断したものは、審査の対象とし選考者の意見で外しております。予めご了承の程お願いいたします。
いかがでしたでしょうか。次回の開催もぜひお楽しみに!