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スコトン岬

礼文町
漢字では「須古頓岬」ですが、カタカナで表記されることが多い礼文島北端の岬。測量の結果、宗谷岬よりわずかに南に位置することが分かりましたが「最北限」という紹介が一般的となっています。海に細く突き出た岬のため、その最先端に立つとほぼ360度海に囲まれた感覚になれます。岬の正面には無人の「トド島」が浮かび、晴れた日にはその向こうに遠くサハリンを望むことができます。スコトン岬からゴロタ岬、澄海岬、浜中を巡るトレッキング「岬めぐりコース」の出発点ともなっています。
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澄海(すかい)岬・トド島展望台

礼文町
礼文島で海を見るならまずは「澄海岬」へ。島の西北部にあるこの岬から望めるのは、名前通りの青く澄んだ海。その透明感は海底を手ですくい取れるよう。周囲を荒々しい岩場が取り囲み、海の美しさを際立たせています。さらに岬から約6km離れた所にある「トド島展望台」もおすすめのビュースポット。眼下には島の最北端スコトン岬と、その正面にぽっかり浮かぶ無人のトド島を望み、晴れた日にはサハリンまで眺めることができます。
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礼文林道コース・桃岩展望台コース

礼文町
礼文島ではトレッキングがおすすめです。礼文林道コースは約8.2km(約3時間)のルートで、毎年6月中旬~8月上旬頃に可憐な白い花を咲かせるレブンウスユキソウの群生地や、利尻富士を望む絶景ポイントなどを経由します。コースからさらに南に行く桃岩展望台コースでは、巨大な桃の形に見える「桃岩」があり、その周囲のレブンシオガマやチシマフロ、エゾカンゾウなど、たくさんの高山植物が咲き誇る植物群は、国の天然記念物にも指定されています。
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礼文島

礼文町
300種類以上の高山植物が咲く、面積約82の礼文島を満喫するならトレッキングがお勧めです。ヒグマやヘビが生息しないため安心して歩きながら島の自然を堪能できます。トレッキングコースは標高490mの礼文岳山頂を目指す往復4時間のコースや、季節ごとに咲く花々を楽しめる礼文林道コース(3時間)、全長17kmを制覇する約8時間の最長コースまで7つあるので、目的と体力に合わせて挑戦しましょう。車で観光するならレンタカーや観光タクシー、定期観光バス(夏期のみ)をご利用ください。
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エコ・ミュージアムおさしまセンター/BIKKYアトリエ3(さん)モア

音威子府村
世界的彫刻家、故・砂澤ビッキ氏(旭川市出身・1931~1989)のアトリエ兼住居を中心とした、緑あふれるアートスポット。ビッキ氏は1978年11月から、亡くなる1989年1月までこの地に住み、1000点を超える壮大な制作活動をしていました。ここでは、音威子府村に残っていた多くの作品や、有志から寄贈を受けた作品などを展示。ビッキ氏の専門である木彫をはじめ、油絵や版画、制作道具などを間近で見ることができます。
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塩狩峠一目千本桜

和寒町
塩狩峠といえば、そう作家三浦綾子の小説『塩狩峠』や『氷点』の舞台としてもお馴染みの場所。ここは古くから桜の名所として、知る人ぞ知るお花見スポットです。毎年5月初旬から中旬にかけて、およそ1600本のエゾヤマ桜が咲き誇り、峠を愛らしい薄紅色で染め上げます。塩狩駅から南丘森林公園へと続く道路脇の桜並木も同じ頃に満開を迎えるので、美しい景色が広がりますよ。
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稚内市北方記念館

稚内市
「稚内市北方記念館・開基百年記念塔」は、宗谷村に戸長役場が置かれた1879(明治12)年を稚内の開基として、100周年にあたる1978(昭和53)年の7月に建てられました。建物の1階・2階部分を占める「北方記念館」には、稚内市や樺太などの郷土資料、間宮林蔵の足跡をたどる展示物、アイヌ民族に関する資料などが展示されています。また、地上70m・海抜240mに位置する展望室からは利尻・礼文両島のほか、条件の良い日には樺太まで見渡すことができます。
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十勝岳望岳台 (紅葉)

美瑛町
白金から約5kmの地点にあるビューポイント。標高930mの高さにある十勝岳望岳台からは、美瑛、上富良野地方一帯の大パノラマが満喫できます。9月下旬~10月にかけての紅葉シーズンは、広大な裾野に広がるハイマツ・ダケカンバなどの鮮やかな紅葉が見事。周囲には遊歩道があるので、散策しながら噴煙を上げる十勝岳の迫力の景観も楽しめます。
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北星山ラベンダー園/北星スキー場

中富良野町
まちのシンボル北星山の斜面に広がる人気のラベンダー畑。3種類のラベンダーが咲く畑の中を通り、観光リフトに揺られ頂上の展望スペースへ。遠く十勝岳連峰や富良野盆地、すぐ眼下には7月に見頃を迎えるラベンダーの他、サルビア、マリーゴールドなどの彩り美しい花畑が広がります。7月には「なかふらのラベンダーまつり&花火大会」を開催。冬はスキーヤーが集う白銀のゲレンデに変わります。
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びふか松山湿原/平成の名水百選「仁宇布の冷水」/十六滝

美深町
25haの広大な松山湿原は、日本最北限の高層湿原で標高797m。頂上への登山道は約900mの整備された木道で、初心者や子どもたちでも気軽に登ることができます。また、周囲には平成の名水百選に認定された「仁宇布の冷水」と大小様々な「十六滝」が点在し、ミネラル豊富な冷たい湧水を味わいながら、マイナスイオンたっぷりの滝巡りを楽しめます(冬期間閉鎖)。
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千望峠

上富良野町
上富良野町の国道237号から、道道581号を芦別方面へ向かった先にある「千望峠」。 十勝岳連峰と富良野盆地、上富良野市街地までを望む雄大な景色が楽しめることから、「かみふらの八景」のひとつに数えられる絶景スポット。畑の畝越しに丘陵地帯と市街地が折り重なる、奥行きのある景観が広がっています。おすすめの撮影スポットは、さらに視界が開ける駐車場横の階段を上った先にある展望台。快晴の十勝岳連峰の雄壮さも迫力がありますが、山が隠れている日でもぐんぐん形を変える雲の動きを眺めているだけで飽きません。夜は周囲に灯りがないことから、満天の星がきらめく星空鑑賞スポットでもあります。また、駐車場横には夏期だけ利用できるトイレも併設されています。
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十勝岳望岳台(ぼうがくだい)

美瑛町
美瑛の白樺街道から吹上温泉に向かう途中の、標高930mにあるビュースポットです。目の前に迫り見えるのは、岩肌むきだしの雄々しい十勝岳をはじめとする2000m級の山々。見下ろせばはるか彼方に広がる、美瑛や上富良野の緑豊かな田園風景。大きな自然の中にいる小さな自分を感じられる場所です。夏にはさまざまな高山植物を愛でながらの自然散策が楽しめます。紅葉も見事なので、秋に訪れてみるのもおすすめ。
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就実の丘 (ロケ地)

旭川市
旭川空港の南東に広がる丘陵地で、美瑛を代表する名所「ケンとメリーの木」や北西の丘展望公園、さらには旭川市街遠景や大雪山連峰・十勝岳連峰を一望できます。広大な丘陵地の他にも、旭川空港方面に続くジェットコースターのようなアップダウンの直線道路や旭川市街遠景を眺めることもでき、美瑛の丘に勝るとも劣らない絶景が堪能できます。最近は、口コミなどで、その知名度を上げている注目の景勝地となっています。
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パノラマロード

美瑛町
美瑛町の西部、「パッチワークの路」の南側に広がるのが「パノラマロード」エリアです。JR美瑛駅とJR美馬牛駅の中間にあたり、周囲を360度見渡せる高台が多い人気の観光ルート。丘のまち美瑛を全国に知らしめたとも言える前田真三氏の「写真ギャラリー拓真館」をはじめ、多くのギャラリーや赤い三角屋根が目印の「三愛の丘展望公園」などが点在しています。中でも「新栄の丘展望公園」は、このエリアで最も美しい夕陽を眺められると評判の絶景ポイントです。
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かんのファーム (花と野菜の生産農園)

上富良野町
ラベンダーをはじめ約10種類もの花や農作物を植えているので、秋の収穫までの長い期間彩りの景色が楽しめる花と野菜の生産農園。ラベンダー観光園とは一味違う、ジャガイモやかぼちゃの畑が作りだす風景は、かんのファームならでは(見学の際、絶対に畑に入ってはいけません)。園内には、自家農園の花で作ったフラワーリース、花の苗、農産物の販売所もあり、毎年8~10月頃登場するもぎたて茹でたてとうきびは、甘くてみずみずしくて大人気です。
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当麻鐘乳洞

当麻町
どことなく妖しく幻想的な雰囲気に満ちた鍾乳洞。北海道でその独特な雰囲気を体験できるのは、道の天然記念物にも指定されている当麻鐘乳洞だけ。全長135mに渡って広がる鍾乳洞の内部では、天井からつららのように下がった鍾乳管や、地表から筍のように伸びた石筍などを見ることができます。夏でも10℃前後とひんやり涼しい洞内は、ライトアップされて神秘的。不純物が少なく結晶の状態が良いとされる鍾乳石の数々は、まさに自然が創り出したアートです。
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増毛の歴史的建物群(駅前の歴史的建物群と旧増毛小学校)

増毛町
留萌本線の終着駅・増毛駅の周辺には、日本海の風雪に耐えた石造りや木造の建物が多く残り、懐かしい面影の街並みが続きます。映画「駅STATION」の舞台となった駅前通りから、小高い丘にある旧増毛小学校までがちょっとした散策路になっており、古き良き時代の歴史的建造物を目で、そして肌で感じることができます。旧増毛小学校は1936年に建築された戦前の木造校舎です。
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北海道風景画館

中富良野町
中富良野在住の画家・奥田修一が描く油彩画を展示する私設美術館。館内には富良野や北海道の風景作品40~50点ほど展示。実際に自然の中に身をおき描写した作品は、「光」「風」など自然光景も表現され、臨場感とともに象徴性をも感じさせます。奥田氏は現役の画家として活躍中で、毎年新作も披露。画家自身のコーディネートによる現在進行形の美術館では、20年にわたって育てきた庭を「風景画家の庭」として来館者に開放。小さな教会 虹の光のマリア御堂も人気です。木漏れ日のデッキではお茶の時間を楽しめます。
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中川町エコミュージアムセンター エコールなかがわ

中川町
真珠層が保存された美しいアンモナイトの化石や、日本最大級・全長11mのクビナガリュウの復元骨格など、中川町で発掘された化石や土器などをメインに展示する自然誌博物館です。中川町とその周辺の地層、森林の変化、古生物、歴史、民俗を総合的に知ることができます。また、併設の宿泊型研修施設では、日帰りで体験できるプログラムも充実。10名以上の団体を対象としたものがほとんどですが、実際に化石の発掘にチャレンジしたり、アンモナイトでストラップを作ったりできます。
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ウスタイベ千畳岩

枝幸町
稚内市と紋別市のちょうど真ん中。毛がにで有名な枝幸町にある景勝地です。その名の通り、畳を敷きつめたような岩が波打ち際まで広がっていて、独特の景観。駐車場から海と巨岩のコントラストを満喫するのもいいですが、ここはやっぱり階段を下りて広い岩場に下り立つのがおすすめです。目の前にはオホーツクの大海原、そこここにできた潮溜まりで磯遊びも楽しめます。流氷におおわれ、大氷原に変わる冬の景色も圧巻ですよ。
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雄冬岬展望台

増毛町
「北海道三大秘岬」って知っている?実は、この雄冬岬もそのひとつ。理由は昭和56年に国道が開通するまで、交通手段が船しかなく簡単には行けない秘境の地だったから。現在は展望台が整備され、国道沿いの駐車場から遊歩道が作られています。展望台までは15分ほど急な階段を上りますが、高台から見る景色は最高!目の前にはどどーんと広い日本海、海岸線にはダイナミックな断崖が続きます。後ろを振り返れば暑寒別岳の雄大な姿。どちらの景色も壮観です。
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北邦野草園

鷹栖町
嵐山公園の麓に位置し、1972年に開園した自然公園。約12ヘクタールの広さを有する敷地内には、4月下旬から10月下旬までの開園期間中、約600種類以上の草花が順次開花します。カタクリ、エゾエンゴサクが見ごろとなる5月初旬から6月にかけて、植物の種類、数が最も多く、休日には多くの来園者でにぎわいます。8月から秋にかけては、エゾカワラナデシコ、エゾリンドウ、オミナエシ、ヤマハギなどが優美な姿を見せてくれます。全長、約5.2㎞におよぶ散策路があり、おもな3コース(30分、1時間、2時間)を中心に、お時間に合わせて動植物の観察が楽しめます。
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そば畑

幌加内町
幌加内町名物と言えば、やっぱり「そば」。町内のそばの作付面積は、約3,000ha(東京ドーム60個分!)にまで至り、今では日本一の広さ・生産量を誇る「そばの里」として有名です。そば畑の見頃は7月中旬から8月中旬にかけて。町内の国道沿いには、真っ白なじゅうたんを敷きつめたかのようなそば畑が広がり、道行く人の目を楽しませてくれます。ドライブルートや写真スポットとしてもオススメの名所です。
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朱鞠内湖

幌加内町
人造湖として日本一の広さを誇る朱鞠内湖。リアス式海岸に似た複雑な地形と、湖に浮かぶ大小13の小島が見事に調和し、幻想的な雰囲気を漂わせます。湖畔にはキャンプ場やログキャビン、レストハウスを整備。観光遊覧船に乗って、湖上から独特の景観を楽しむのもいいですね。静寂に包まれる夜は、宿泊の他、バーとしても営業している「レークハウスしゅまりない」へ。月明かりの湖畔を眺めながら、ロマンチックな1杯をどうぞ。
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三笠山展望閣

枝幸町
三笠山山頂にたたずむ展望閣内2階のカフェラウンジは、360°の大パノラマ!枝幸地区の街並みとオホーツク海を眺めながらコーヒーを楽しめるとっておきの空間として、地元の人にも愛されている場所です。入館は無料なので枝幸町に来た際は気軽に立ち寄ってみて。様々な気候条件が揃えば、運よく雲海を見ることもできます!イベント等も開催するので最新情報はFacebookでも発信しています。
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パッチワークの路

美瑛町
多くの観光客や写真家を魅了してきた「丘のまちびえい」。この風景に魅せられてお店を構えた人も多く、今やおしゃれなカフェやレストランも人気。また、近年は美瑛でもパワースポットとして注目を浴びている名所があり、神社や秘境を周る人も。おすすめのコースを車やバスで巡るのも良いですが、サイクリングは美瑛の丘巡りには最適! 大自然に感動して心を洗ったら、びえい白金温泉に入って体もリフレッシュしてください。
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森の神様

美瑛町
北海道のほぼ中央部に位置する大雪山。その西麓に標高31m、樹周が11m以上もあるカツラの巨樹がひっそりと息づいています。平成10年にボランティア団体がこの巨木を発見。力強く佇む神秘的な姿から「森の神様」と呼ばれるようになりました。根元まで車道が通じているので、間近でその存在感の強い巨樹を見ることができます。
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メグマ沼

稚内市
稚内空港公園内にある神秘的な海跡湖。5月から8月下旬にかけてエゾノリュウキンカ・ミズバショウをはじめ200種以上の可憐な草花が沼周辺を華やかに彩ります。また数多くの野鳥が飛来するのでバードウォッチングにも最適です。3.5kmの散策用遊歩道も設備されており、周囲の湿原を巡ることができます。空港から近い距離にあるにも関わらず、自然な状態で保存されている貴重な沼として観光客にも人気のスポットです。
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旭橋 (北海道遺産)

旭川市
市内に750もの橋がかかる「川と橋の街」旭川のシンボル的存在。石狩川をまたぎ国道40号線を通す、長さ224.82m・幅18.3mの橋で、1932(昭和7)年11月に完成しました。その勇姿は当時から色あせません。ブレーストリブ・キャンチレバータイドアーチ形式という、美しくも重厚なアーチが特徴の姿は北海道遺産に選定。市の南北を結ぶ重要な役割だけでなく、夕景に浮かぶシルエットや冬の川霧など四季折々の表情を見せてくれるビュースポットでもあります。
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旧神居古潭駅舎(きゅうかむいこたんえきしゃ)

旭川市
明治34年に神居古潭簡易停車場として設置され、明治36年に神居古潭駅となり、この駅舎は明治43年に建設されました。その後、1969(昭和44)年に函館本線の納内-伊納駅間がトンネル化されたことにより廃駅となりました。建物は典型的な駅舎建築で、下屋柱頭装飾・玄関三角形ペジメント妻壁装飾などに明治期の西洋建築意匠導入時の特徴を残した道内でも希少な存在です。現在は神居古潭を訪れる人々の憩いの場となっています。
