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オンネトー (紅葉)

足寄町
「阿寒摩周国立公園」にあるオンネトーは、見る時間や季節によって湖面の色が変化する周囲3km程の湖。9月下旬からアカエゾマツやナナカマドなどの湖畔の木々が色づき始め、ブルーの湖面に鮮やかに映されて幻想的な雰囲気を演出します。周辺には遊歩道が整備されているので、散策しながら湖岸のどこからでも紅葉を見ることができるほか、近くの雌阿寒温泉では日帰り入浴も楽しめます。
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旧上藻別駅逓所

紋別市
「駅逓(えきてい)」は、馬での交通が主流だった時代、停車場と宿の役割を持つものだった。平成16年、鉱山の町の駅逓所として賑わったこの建造物を、自分たちの手で守ろうと、かつて鴻之舞地区で生まれ育った有志の方々で上藻別駅逓保存会が結成された。駅逓所内は、触れることができる資料館として、生活に関する道具類の展示、鴻之舞金山に関する資料や金鉱石などが置かれている。当時を懐かしむ人々が全国各地から訪れている。
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旧神居古潭駅舎(きゅうかむいこたんえきしゃ)

旭川市
明治34年に神居古潭簡易停車場として設置され、明治36年に神居古潭駅となり、この駅舎は明治43年に建設されました。その後、1969(昭和44)年に函館本線の納内-伊納駅間がトンネル化されたことにより廃駅となりました。建物は典型的な駅舎建築で、下屋柱頭装飾・玄関三角形ペジメント妻壁装飾などに明治期の西洋建築意匠導入時の特徴を残した道内でも希少な存在です。現在は神居古潭を訪れる人々の憩いの場となっています。
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層雲峡・大雪山写真ミュージアム
~市根井孝悦の世界~
上川町
半世紀以上にわたって北海道の山岳風景を撮影し続ける写真家・市根井孝悦氏が、その一瞬を鮮やかに残した、日本最大級の写真ギャラリー。展示場内は、夏から秋の大雪山がテーマの「豊穣の大地」、冬から春にかけての大雪山がテーマの「光の大地」、大雪山の動植物がテーマの「大雪に戯れる妖精たち」の3部に分かれた展示スペースで、季節ごとの大雪山写真を鑑賞できます。
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ピョウタンの滝(紅葉)

中札内村
札内川上流にある「ピョウタンの滝」は、昭和30年、小水力発電所の貯水池を目的とした「農協ダム」が洪水によって埋没したことで出来た滝です。札内川の清流を集めて10メートルの落差で流れ落ちる迫力の景観は見ごたえ十分。周囲の木々が赤・黄に色づく紅葉時期は、滝とのコントラストが鮮やかです。また、札内川園地には「日高山脈山岳センター」があり、日高山脈の自然や日高登山の歴史を伝える記録を展示しています。
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荒川版画美術館

中標津町
荒川のほとりの佐伯農場内にある古いサイロを再利用したちいさな美術館です。中標津ゆかりの木版画家である松本五郎氏、故・細見浩氏、故・根本茂男氏、若手で岡本太郎賞にノミネートされた牛版画の富田美穂氏、道東地方の自然や風景の木版画作品約50点が展示されています。また、カレーやグラタンなどを提供する「レストラン牧舎」や天然酵母パンを販売している「パンスタンド」も併設されています。川のせせらぎを聞きながら、すがすがしい空気の中で優雅にアートを楽しめるのが魅力です。また、佐伯農場は北根室ランチウェイ(通称KIRAWAY)という、歩く旅のできるロングトレイルの拠点にもなっています。
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旭川兵村記念館

旭川市
明治25(1892)年に入植した旭川屯田兵の関係資料や、当時の農耕機具など千数百点を展示する記念館。開拓ゆかりの神社「旭川神社」の境内に立つ建物内には、屯田兵屋が復元され、当時、実際に使われていた生活民具や道具が並んでいます。展示資料の「屯田兵第三・四中隊記録」は旭川市指定文化財に、「屯田兵絵物語附屯田絵巻」は北海道指定有形文化財に指定されている貴重なもの。北方防衛の厳しい軍事訓練と、開墾に明け暮れた、苦闘の歴史と暮らしぶりがしのばれます。
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根釧台地の格子状防風林 (北海道遺産)

中標津町
格子状防風林は、中標津町・標津町・別海町・標茶町にまたがり、幅180mの林帯が一辺の長さ3kmの格子状に続く防風林。最長直線距離は約27km、総延長は648 kmに及び、その全容は宇宙からしか確認できないといわれるほど壮大。大正末期から昭和初期にかけ北海道開拓使らによって造林され、約80年経った現在も風や霧、吹雪を防ぎ、地域住民の暮らしを支えています。先人たちが作り上げたビッグスケールの景観は、開陽台からその一部を確認することができます。
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大雪旭岳源水

東川町
一口飲むと、明らかに他の湧水とは違いを感じる水。旭岳の麓にこんこんと湧き出るこの水は、大雪山国立公園に連なる山々に降った雪や雨が、長い年月をかけて厚い土の層を浸透して創られた神秘の水です。豊富なミネラル分のバランスは飛びぬけて良く、硬度約125、ph値約7.2の弱アルカリ性の中硬水。抗酸化力が強く美容効果が期待できるとも言われています。美味しい天然水の宝庫である北海道内でも、ここまでバランスの良い湧き水は珍しく、この水を求めて通う人たちは後をたちません。無料で汲み放題のスペシャルなミネラルウォーター、一度飲んでみる価値ありです。
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旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)

札幌市南区
旅行者などの宿泊・休憩施設として、明治5年の「有珠新道(本願寺道路)」の開通に合わせて建てられた旧簾舞通行屋。その後は、黒岩家3代にわたる住宅として使用され、昭和59年に札幌市が譲り受けました。現在の建物は、通行屋だった旧棟と新棟からできており、新棟は、馬小屋や納屋など、当時の開拓農家の様子と歴史資料を展示する郷土資料館として一般公開されています。
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龍雲閣

新ひだか町
「龍雲閣」は、新冠種畜牧場が御料牧場として宮中御料馬の生産や北海道産馬の改良に従事していた明治42年、皇族方や要人を迎えるために建築された貴賓舎です。二層からなる御殿造りの建物は、他と比ぶべくもない格式の高さや優美さから、当初「凌雲閣」(りょううんかく)と名付けられました。時が流れ昭和47年、新冠種畜牧場起業百年事業の一環として修復工事が行われ、可能な限り往時の姿に復元。貴重な木材を惜しみなく使った独特の組み方も見どころです。大正・昭和の二代にわたる天皇陛下が皇太子時代に行啓されたほか、平成18年には上皇上皇后陛下もこの地をご訪問。建物内には狩野探幽の絵屏風や皇族方ゆかりの品々が所蔵・展示されています。
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赤岩青巖峡(アカイワセイガンキョウ)

占冠村
約1億年前の海底火山噴火により形成された赤岩青巌峡は、赤、青の珍しい巨岩、木岩が鵡川に堆積する、自然が織りなす独特の景観を楽しめる場所です。四季折々で移ろいを変える渓谷が一番美しいのは秋で、楓が赤や黄色に色づく景観を楽しみに沢山の方が訪れます。約30分で森の中を散策できる遊歩道もあり、コケや巨岩を間近に見ながら紅葉狩りが楽しめます。最近は鵡川でのラフティングが注目されており5月上旬~10月頃まで、ボートの上から見上げる渓谷美を満喫できます。
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旧関川家別荘

江差町
江戸時代から明治30年代まで江差で様々な商売を営んでいた関川家の別宅として、江戸時代初めに建てられました。昭和61年度に修復が完了し、現在は町指定有形文化財として一般公開されています。蔵の中では、関川家に伝わった調度品を展示しており、江差最盛期の頃の様子を学ぶことができます。樹齢200年の木が立ち並ぶ大自然庭園も見どころです。
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岩内郷土館

岩内町
昭和46年、町制施行70周年を記念して作られた施設。日本海の荒波を乗り越えて大阪からやってきた弁財船(北前船)やニュージーランド沖まで漁をしてきた岩内漁師の心意気、そして町の8割が焼失した大火災から蘇った町の姿を貴重な資料とともに残した資料館です。北海道最古の炭鉱、100年前のリードオルガン、日本のアスパラ発祥の地関係資料などさまざまな資料が揃います。
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ピリカ旧石器文化館

今金町
縄文時代よりも古い旧石器時代の遺跡・ピリカ遺跡ではこれまで20万点を越える石器が発見されています。隣接するピリカ旧石器文化館には重要文化財に指定された貴重な石器の展示のほか、映像コーナーや当時の風景を再現した解説パネルがあり、当時の人々の生活風景をうかがうことができます。体験学習室では石器づくりやアクセサリー製作体験も可能!旧石器文化を楽しく学んでみませんか?
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嘉多山農村風景

網走市
網走湖の西岸・道道104号(網走端野線)沿いにある、のどかな田園風景が広がるスポット。二見ヶ岡から嘉多山周辺はなだらかにうねる波状丘陵地帯で隔てるものがなく、どこまでも続く眺めはまさに北海道を代表する風景といえます。一面は、小麦、ビート、ジャガイモの畑であり、それぞれの作物が持つ色合いがまるでパッチワークのように広がるほか、大地に沈む夕陽、夜は満点の星空も眺められる、この上ない景観ポイントです。
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広尾町海洋博物館

広尾町
広尾町近海の魚類や海洋生物、漁法などについて紹介する展示コーナーがあります。また、広尾町出身の大相撲第61代横綱「北勝海(現:八角親方)」の、幼少期から八角部屋創立までを紹介するコーナーや、「六花亭」の包装紙の絵で知られる山岳画家・坂本直行の記念展示室、坂本直行と血縁関係にある坂本龍馬の書簡コーナーがあります。併設の郷土文化保存伝習館では、広尾の歴史や自然にまつわる資料を見ることも可能です。
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上國寺本堂

上ノ国町
上ノ国町の勝山館跡の麓に位置する上國寺は永禄年間(1558~1570)の開創(諸説あり)と伝えられる道内有数の古刹で、勝山館を築いた祖先・武田信広の菩提を弔うため、松前藩初代藩主が建立したものです。本堂の建立年代は内陣天井の支輪に残された墨書や装飾の彫刻などから宝暦8年(1758)とされています。江戸時代中期に真言宗から浄土宗に改宗され現在に至っています。本堂には2つの宗派の特徴が遺されていて、十八世紀に遡る数少ない仏堂建築として国の重要文化財に指定されています。
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星の降る里 百年記念館(郷土資料館)

芦別市
芦別市開基100周年記念事業の一環として開館された、まちの歩み、自然、文化など芦別の百科事典的施設です。6つの常設展示室があり、中でもジオラマと特殊ガラスを使って三次元のような視覚効果を出すマジックビジョンによる昭和の炭鉱長屋の映像は必見です。また、初夏の高山植物が咲く崕山のジオラマは圧巻の一言。東日本随一の与謝野鉄幹・晶子夫妻の短歌資料も見逃せません。道の駅に併設されているのでお気軽にどうぞ。
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尻別川・せせらぎ公園

蘭越町
支笏湖西方の山に源を発し、羊蹄山、ニセコアンヌプリの山麓を迂回。蘭越町で日本海に注ぐ全長126kmの尻別川は、今年で通算17度の国土交通省が認定する「清流日本一」に輝くほどの美しい川です。ニセコの山並みを見ながら河川敷を散策する気分は最高!桜の名所「せせらぎ公園」には子供向けの遊具やパークゴルフ場のあり、川風に当たりながら家族で楽しめるスポット。夏にはカヌー体験や鮎やヤマベ、オショロコマなどの釣りもできるようになっています。
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石崎地主海神社

函館市
昭和43年に改修を行った「石崎地主海神社」は、その際、崇敬者とともに松前の桜を植樹。そのうち約180本が現存し、毎年5月中旬から下旬にかけて見事な「サクラのトンネル」をつくり話題となっています。ヤエザクラはソメイヨシノに比べ、開花時期が少し遅いと言われ、最後の花見を楽しむ絶好ポイントとなっているのです。表参道から鳥居まで、心行くまでサクラを愛でながらお参りしてはいかがでしょうか(気温・気候によって開花時期は前後します。詳しくはお問い合わせください)。
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クローバーの丘

浜頓別町
口コミでひそかに人気のビュースポットがここ。クッチャロ湖の西側、小高い丘の上にある天然の展望台・クローバーの丘です。目の前には牧草地が広がり、そのほとんどがクローバーで埋め尽くされていて見渡す限り緑のじゅうたん!なだらかな丘の向こうにクッチャロ湖やオホーツク海が見える素晴らしい景色が広がります。丘の上には鐘があり、ここで四つ葉のクローバーを探して鐘を鳴らすと幸せになれるそう。彼と一緒に訪れてみる?
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函館港の散策

函館市
函館は北海道内でも見所が特に多い街です。日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、様々なスポットがすでに収録されており、函館港の散策は一ツ星を獲得しています。七財橋とその向こうに見える赤レンガ倉庫群、港に停泊する大型船、岸壁に並ぶ赤い靴の「きみちゃん像」(小寺真知子・作)、京都・同志社大学を創設した新島譲の海外渡航碑と、ゆっくりそぞろ歩くうちにも、たくさんの発見があることでしょう。散策のゴール地点である新島橋を渡った緑の島から、函館山を望む景観も見逃せません。
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真宗大谷派函館別院

函館市
二十間坂を登りきった函館山の麓に位置する真宗大谷派函館別館。創建は1710年ですが、幾度かの大火に合い、現地へ移転後、1907年(明治40年)の大火で延焼し、1915年(大正4年)の建て替え時に鉄筋コンクリート造りとなりました。現存する鉄筋コンクリートの寺院としては日本最古のもの。本堂は建築面積が1115.11㎡、間口が33mの大きさ。ゆるやかな曲線を描くどっしりとした瓦の大屋根が威厳を示しています。2007年(平成19年)国の重要文化財に指定される。
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文学碑公園

豊浦町
豊浦には古くから風光明媚な景勝に魅せられ、訪れる人が数多くいます。その中には斉藤茂吉、与謝野鉄寛・晶子、伊藤整などの近代文学を代表する歌人や文人も含まれており、公園内では彼らの歌碑や随筆碑を見ることができます。公園からは砂浜と荒々しい岩礁が織りなすダイナミックな海岸美が間近に見られるほか、遠く有珠山や駒ケ岳も眺望することができます。カムイチャシ史跡公園も近く、あわせて訪れるのも良いかもしれません。
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ホロピリ湖

沼田町
幌新太刀別川の上流、海抜138.75mのところにあるホロピリ湖は、平成4年完成の沼田ダムによって川がせき止められてできた周囲17km、面積2.77平方km、水深45.75mの人造湖です。展望小屋や散策路が整備されており、四季折々に美しい景観が楽しめます。そのほか町の北東部にある白木沢ダムや大枝の沢ダム周辺も豊かな緑に包まれ、春の花見や秋の紅葉など、四季折々の美しい景観を見せてくれます。
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熊石歴史記念館

八雲町
松前藩政時代には、和人地と蝦夷地を結ぶ接点として最北の領地だった八雲町の熊石。この熊石歴史記念館では、かつてニシン漁が栄えていた熊石の歴史を、展示物や模型、歴史的に貴重な資料などを通じて紹介しています。当時の人々が暮らしていたと思われる遺跡や遺物など、熊石の歴史に触れられる絶好のスポットです。
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函館市北洋資料館

函館市
函館と北洋との結びつきは1855年(安政2年)幕府が箱館に奉行を置き、樺太沿岸の漁業を手がけたときからと言われております。特に昭和4年から(戦後の空白期間はあったものの)の基地としての役割を果たしてきました。当館は、私たちの先人が厳しい北洋の自然と戦いながら生きてきたことを学ぶために設置された施設です。中でも荒海を独航船で行く『北洋航海体験室』は来館者の皆様に人気です。
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伝治沢の不動水(パワースポット)

松前町
函館方面から国道で松前町へ。月島地区に入ったら沖見橋を越えて右折し、山側に延びる1本の道路があります。 そこを1kmほど行き鳥居が見えたら、そこが伝治沢。奥の方には杉、トドの大木がそびえ立ち、そこに不動堂があります。ここに祀られているのが不動明王で、その右側からこんこんと湧き出しているのが不動水。霊験あらたかな水には不動明王の不思議な力が宿っていると言われています。
※周辺は熊が出没するので、一人では決して行かず、町の注意に従ってください。
※山道のため悪路なので注意が必要です。 -
法輪寺

泊村
3代ほど前の住職の頃(明治の中頃)に、本州から訪れた画家(東京から訪れた鶯谷道人氏と伝わる)が、泊村に宿泊しながら何日もかかって描きあげていったと伝えられる天井画が見事なお寺。禅宗に関わるエピソードや人物画が多く描かれ、鳥や動物も数多く見ることができ、興味は尽きません。混んでいない時なら、畳に寝転がってしばし鑑賞してみたいところです。
