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北海道駒ヶ岳

七飯町
駒ヶ岳の登山道は、現在、森町赤井川からのルートのみが開放されており、「馬ノ背」と呼ばれる標高約900m付近まで登ることができます。車で6合目駐車場まで行き、馬ノ背までの約2kmの区間を登るのが一般的ですが、登山口下にも駐車場がある他、JR赤井川駅から歩いて登ることも可能です。8合目付近まで登ると眼下に大沼や小沼の景色を見下ろすことができ、天気の良い日には、馬ノ背から函館山まで見渡せます。
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恵山岬灯台公園

函館市
渡島半島の東端にある「恵山岬灯台公園」は、恵山沖の海を照らす灯台として1890年に造られた恵山岬灯台の周辺を整備した公園です。目前に広がる真っ青な海、背後には噴気が上る活火山・恵山がそびえるロケーションの良さが魅力。海を行き来するのは、津軽海峡を航行する海外の大型コンテナ船や、室蘭港を出入りするフェリーなどの船舶。恵山沖は、暖流の対馬海流と寒流の千島海流が合流するイカ漁の漁場で、最盛期の8月〜11月になると漁火が夜の海を照らし幻想的な景観が広がります。また、近くにある恵山は5月上旬に開花するエゾヤマツツジの名所でも知られているので、花見の際に足を延ばしてみてはいかがでしょう。
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三味線滝

鹿部町
海沿いの国道278号の近くにありながら、うっそうと茂る木々の葉に隠れるように流れる「三味線滝」。三味線の名の由来は、流れ落ちる水の音が三味線の音色に聞こえるとも、三筋の糸のように流れていたからとも言われています。車を走らせていると見落としてしまいそうですが、恵山方面から鹿部方面に向かう際は看板が目印になります。国道を挟んで滝の向かいに噴火湾が広がっているので、岩肌を流れる水しぶきの音と穏やかな海の波音が重なり、とても涼しげです。晴れた日に望む対岸の室蘭エリアの遠景も楽しみのひとつ。滝のある場所から車で海沿いを北に4分ほど進むと、100℃の温泉が噴き出す「間歇泉」や「浜のかあさん食堂」、「鹿部温泉蒸し処」等で知られる「道の駅しかべ間歇泉公園」があります。
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北海道立函館美術館

函館市
ブールデルの大きな裸婦像に迎えられて中に進むと、ホールにルノワールやロダンなどヨーロッパ近代彫刻の巨匠たちの作品がずらりと並ぶ美術館。道南の美術を牽引した田辺三重松の油彩、松前出身で日本を代表する書家・金子鷗亭、さらに中国や朝鮮の工芸・絵画などの東洋美術などをコレクションしています。特別展はもちろん、常設展示室も数か月で替わる企画ごとに装いを変えるため、何度来ても新鮮さを感じられます。
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史跡 大船遺跡

函館市
縄文時代中期(約5500~4000年前)を中心とした大規模な集落跡です。1996年に行われた発掘調査で注目され、2001年に国の史跡、2021年に世界文化遺産に登録されました。遺跡の周辺は、海・山・川に囲まれた豊かな自然が残されており、秋には大舟川にサケの遡上を見学でき、川の上流ではホテルひろめ荘や保養センターで天然の温泉が楽しめます。
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奥尻島津波館(資料館)

奥尻町
1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震。震源地に近い奥尻島は、直後の大津波により壊滅的な被害を受けました。ここ「奥尻島津波館」は、災害の記憶と教訓、全国から寄せられた復興支援への感謝を伝える施設です。展示スペースは7つのテーマに別れ、災害翌日の写真や子どもたちの詩・作文、198名の被害者を悼むモニュメントなどが展示されています。地階の映像ホールでは、災害から復興までの姿を映し出した作品を公開しています。
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北海道新幹線ビュースポット

木古内町
新幹線は乗車することはもちろんのこと、その走行する姿を見るだけでもワクワクするものです。そこでうってつけなのが、駅から車で10分ほど走ったところに作られたこの展望台。屋根の緑、柵の紫は北海道新幹線カラーそのもの。無料の固定式双眼鏡が設置されていて、360度回転できるので分岐ポイントやトンネルを走り抜けていく列車の姿を見ることができます。また、並走する在来線を走る列車の姿もバッチリ!現場にも時刻表を掲示していますが、事前に時刻表で運行予定を確認していくことをお勧めします。
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大沼ガロハーブガーデン

七飯町
城岱牧場の麓に広がるのんびりとした農園は、心も体も元気になれるスポット。そこには、数々のハーブのほか、農薬や化学肥料などを一切使用しない有機栽培で育てられた西洋野菜や一般野菜、小果樹など、年間を通して100種類上もの栽培が行われています。2011年より養蜂も開始し、ハーブなどから集められたハチミツも販売。ふらりと見学&散策ができます。
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サラキ岬

木古内町
幕末に建造され、日本の船として初めて太平洋横断の偉業を成し遂げた咸臨丸 (かんりんまる)が眠っている場所として知られている名所です。岬にはモニュメントや終焉の碑が建てられ、そこから函館山や青森県の風景を眺めることができます。春には約60種5万球の花に圧巻されるチューリップ園に変身し、お花見の人気スポットになっています。夜には満点の星空が美しく、星空観察を楽しみたいならここがイチオシです!
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夷王山(いおうざん)

上ノ国町
標高159mの夷王山は上ノ国町のシンボル的存在。山頂からは上ノ国市街はもとより、熊石方面へ延びる海岸線、日本海に浮かぶ奥尻と大島の島影までも一望できます。付近一帯には約500種の山野草が咲き乱れ、中でもエゾヤマツツジの名所として有名です。花が楽しめるのは例年6月。ピークを迎える中旬には「夷王山まつり」が開催(毎年第3日曜日)されます。前日の宵宮祭では、地元の子どもたちがたいまつを持って夷王山の山頂を目指すたいまつ行列が行われます。日曜日の本祭では、歌謡まつり、屋台村など(年によって異なります)、さまざまな催しが繰り広げられます。
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松前藩戸切地陣屋跡(まつまえはんへきりちじんやあと)

北斗市
幕末、蝦夷地防衛のため、幕府に命じられて松前藩が築造した日本最初の洋式築城。現在の北斗市の市街地から約5kmほど内陸に入った函館湾を見渡す高台に築かれましたが、明治元年に箱館戦争で榎本軍の進撃を受け、守備隊により自焼・放棄されました。現在は土台を基に平面復元され、5月初旬から中旬にかけては、道道96号線から表御門に続く約800mの桜並木のトンネルをくぐろうと多くの観光客で賑わいます。
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千の風になってモニュメント

七飯町
作家、作詞作曲家、写真家など多方面で活躍の幅を広げる新井満さん。名曲「千の風になって」が大沼湖畔の別荘で作られたことにちなみ、2008年4月25日、新井さんお気に入りの「静けさ」にあふれた大沼国定公園の湖畔、西大島の北東に駒ケ岳を望むように作られました。自然石を用い、大地と地続きになった珍しい形のモニュメントとなっています。
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浮島公園

せたな町
浮島公園の中央には、うぐい沼と呼ばれる3.3平方kmの沼があり、水面には小さな島が数個浮いています。これが浮島公園と言われる所以です。うぐい沼には、かつて龍神が住んでいたという言い伝えがあり、この沼から渡島南部の沼に龍神が引っ越していった際に、島が沼から離れて浮島になった、と言われています。道南八景にも選ばれている浮島公園。うぐい沼の周囲には遊歩道が整備されており、4月中旬~下旬には、ミズバショウやエゾノリュウキンカなどの季節の草花を楽しみながら散策することができます。
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遊楽部川

八雲町
遊楽部川は、遊楽部岳から噴火湾に注ぐ長さ28.5kmの川。秋には10万匹ものサケが遡上し、自然産卵をするという貴重な場所となっています。国道277号と道道八雲北檜山線の交差点にある清流立岩橋では、サケ見橋として欄干が整備されており、サケの遡上風景を観察することができます。さらに上流の建岩橋や大富橋では、サケの遡上のほか、産卵後のサケが見られるかもしれません。付近に駐車場がないため路肩に駐車することになります。安全には十分ご注意を。また11~2月にかけては、国の天然記念物であるオオワシ・オジロワシが多数飛来します。
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玉川公園

せたな町
玉川神社を中心に、小高い丘の上に広がる公園です。毎年5月には約30種類、約30万株の水仙が咲くことから「水仙公園」とも呼ばれています。桜の花が満開になると、地面と空の間に咲く種類の異なる花々が、素晴らしいコントラストを作り上げます。毎年5月第2日曜日には「玉川公園水仙まつり」と「水仙まつりロードレース大会」が開催されます。
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二十間坂(にじゅっけんざか)

函館市
函館朝市や金森レンガ倉庫のある開港通りを函館山に向かって進むと、函館市電と交差するあたりから二十間坂が現れます。道幅20間(約36メートル)にちなんだ名の幅広の坂で、幾度となく函館を襲った大火に備え、また函館山要塞へと大砲を搬送するのに利用した歴史があります。また、坂上の右手には日本最古の鉄筋コンクリート造りの寺院「東本願寺」も。冬は沿道の木々がイルミネーションで華やぐ「はこだてイルミネーション」も開催されます。
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基坂(もといざか)

函館市
坂の下に「里程元標」(里数を測る基点となる指標)があることから「基坂」と呼ばれるようになりましたが、それ以前は、坂を登りきったところに「箱館奉行所」や「北海道庁函館支庁」など歴代の行政の中心的建物があり、町の中心だったことから「お役所坂」「御殿坂」などと言われていました。坂をゆっくりと登ると、相馬株式会社から始まり、旧イギリス領事館、ペリー提督来航記念碑、元町公園、旧函館区公会堂など見所が随所にあり、多くの観光客が散策しています。
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緑の島

函館市
函館湾に突き出るように造成された人工島は「海に浮かぶ公園」という表現がぴったりの場所。約8ヘクタールの敷地に建物や遊具などは一切なく、あるのは緑が美しい芝生とベンチだけ。「何もないのが特徴」という一風変わった島ですが、対岸のベイエリアをはじめ、函館山や元町の教会などを違う角度から楽しむことができ、ロマンチックなデートコースとしても知られています。芝生に座って海を眺めたり、遊歩道を歩いたり…のんびりと思い思いの時間を過ごしてみては?
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旧関川家別荘

江差町
江戸時代から明治30年代まで江差で様々な商売を営んでいた関川家の別宅として、江戸時代初めに建てられました。昭和61年度に修復が完了し、現在は町指定有形文化財として一般公開されています。蔵の中では、関川家に伝わった調度品を展示しており、江差最盛期の頃の様子を学ぶことができます。樹齢200年の木が立ち並ぶ大自然庭園も見どころです。
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ピリカ旧石器文化館

今金町
縄文時代よりも古い旧石器時代の遺跡・ピリカ遺跡ではこれまで20万点を越える石器が発見されています。隣接するピリカ旧石器文化館には重要文化財に指定された貴重な石器の展示のほか、映像コーナーや当時の風景を再現した解説パネルがあり、当時の人々の生活風景をうかがうことができます。体験学習室では石器づくりやアクセサリー製作体験も可能!旧石器文化を楽しく学んでみませんか?
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上國寺本堂

上ノ国町
上ノ国町の勝山館跡の麓に位置する上國寺は永禄年間(1558~1570)の開創(諸説あり)と伝えられる道内有数の古刹で、勝山館を築いた祖先・武田信広の菩提を弔うため、松前藩初代藩主が建立したものです。本堂の建立年代は内陣天井の支輪に残された墨書や装飾の彫刻などから宝暦8年(1758)とされています。江戸時代中期に真言宗から浄土宗に改宗され現在に至っています。本堂には2つの宗派の特徴が遺されていて、十八世紀に遡る数少ない仏堂建築として国の重要文化財に指定されています。
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石崎地主海神社

函館市
昭和43年に改修を行った「石崎地主海神社」は、その際、崇敬者とともに松前の桜を植樹。そのうち約180本が現存し、毎年5月中旬から下旬にかけて見事な「サクラのトンネル」をつくり話題となっています。ヤエザクラはソメイヨシノに比べ、開花時期が少し遅いと言われ、最後の花見を楽しむ絶好ポイントとなっているのです。表参道から鳥居まで、心行くまでサクラを愛でながらお参りしてはいかがでしょうか(気温・気候によって開花時期は前後します。詳しくはお問い合わせください)。
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函館港の散策

函館市
函館は北海道内でも見所が特に多い街です。日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、様々なスポットがすでに収録されており、函館港の散策は一ツ星を獲得しています。七財橋とその向こうに見える赤レンガ倉庫群、港に停泊する大型船、岸壁に並ぶ赤い靴の「きみちゃん像」(小寺真知子・作)、京都・同志社大学を創設した新島譲の海外渡航碑と、ゆっくりそぞろ歩くうちにも、たくさんの発見があることでしょう。散策のゴール地点である新島橋を渡った緑の島から、函館山を望む景観も見逃せません。
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真宗大谷派函館別院

函館市
二十間坂を登りきった函館山の麓に位置する真宗大谷派函館別館。創建は1710年ですが、幾度かの大火に合い、現地へ移転後、1907年(明治40年)の大火で延焼し、1915年(大正4年)の建て替え時に鉄筋コンクリート造りとなりました。現存する鉄筋コンクリートの寺院としては日本最古のもの。本堂は建築面積が1115.11㎡、間口が33mの大きさ。ゆるやかな曲線を描くどっしりとした瓦の大屋根が威厳を示しています。2007年(平成19年)国の重要文化財に指定される。
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熊石歴史記念館

八雲町
松前藩政時代には、和人地と蝦夷地を結ぶ接点として最北の領地だった八雲町の熊石。この熊石歴史記念館では、かつてニシン漁が栄えていた熊石の歴史を、展示物や模型、歴史的に貴重な資料などを通じて紹介しています。当時の人々が暮らしていたと思われる遺跡や遺物など、熊石の歴史に触れられる絶好のスポットです。
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函館市北洋資料館

函館市
函館と北洋との結びつきは1855年(安政2年)幕府が箱館に奉行を置き、樺太沿岸の漁業を手がけたときからと言われております。特に昭和4年から(戦後の空白期間はあったものの)の基地としての役割を果たしてきました。当館は、私たちの先人が厳しい北洋の自然と戦いながら生きてきたことを学ぶために設置された施設です。中でも荒海を独航船で行く『北洋航海体験室』は来館者の皆様に人気です。
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伝治沢の不動水(パワースポット)

松前町
函館方面から国道で松前町へ。月島地区に入ったら沖見橋を越えて右折し、山側に延びる1本の道路があります。 そこを1kmほど行き鳥居が見えたら、そこが伝治沢。奥の方には杉、トドの大木がそびえ立ち、そこに不動堂があります。ここに祀られているのが不動明王で、その右側からこんこんと湧き出しているのが不動水。霊験あらたかな水には不動明王の不思議な力が宿っていると言われています。
※周辺は熊が出没するので、一人では決して行かず、町の注意に従ってください。
※山道のため悪路なので注意が必要です。 -
土橋自然観察教育林 (自然遺産)

厚沢部町
厚沢部町の南西部に位置する約90ヘクタールの町有林です。北海道内でも特に豊富な植物相に恵まれた自然が魅力です。たとえば、自生北限となるヒノキアスナロ(ヒバ)や自生南限となるトドマツをはじめ、約560種類の植物が生育しています。なかでも樹齢200年から600年のヒバの巨木の林は壮観。駐車場からわずか徒歩10~20分で深い自然の中へ入り込むことができます。
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上ノ國八幡宮

上ノ国町
上ノ國八幡宮(かみのくにはちまんぐう)は、文明5(1473)年に武田信廣が勝山館(勝山舘)の守護神として創建したものです。当初は「舘神」と称していました。明治9(1876)年に現在の場所に本殿を遷した際、伝説大蔵鰊の若宮社を合祀しています。上ノ國八幡宮の本殿は元禄12(1699)年改築のものと推定され、北海道内に現存する神社建築では最古のものとされています。松前家13代道広、14代章広の書が社宝として伝えられているほか、福井特産笏谷石製の狛犬が社殿奥深く祭神を護っています。
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植木蒼悦記念館

長万部町
北海道唯一の水墨画家であり、俳人としても活動していた植木蒼悦の記念館。植木氏の永眠後、1982 (昭和57)年10月に開館し、河童をモチーフにした水墨画をはじめ、油彩画、日本画、俳句書など95点の作品を展示しています。植木氏の作品は、対象を描きながら自らの生き方を問う作風の作品が多く、中でも河童画は本人の自画像とも言われています。
