ヒグマに出会えるかもしれないクルージングや、温泉の川でトレッキングなど、ダイナミックな知床らしさを感じられる旅に出かけませんか。今回はウトロ側からご紹介します。
知床の玄関口にある道の駅「うとろ・シリエトク」は、国道334号線沿いに建つ広々とした番屋風の建物で、知床に関するさまざまな情報を提供する観光案内所や、ウトロ漁港の直販店、そして地元の新鮮な海の幸を楽しめるレストランなどがあります。
知床に向かう334号線沿いあり、駐車場から滝の中ほどまで階段で上がることができます。断崖から水しぶきをあげて落ちる滝は圧倒的な迫力で、その素晴らしい景観から「日本の滝100選」や「知床八景」の一つにも選ばれています。
知床半島中央の硫黄山中腹から湧き出す温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっている、とても珍しい場所です。今年も6月から解禁となり、入り口から川の中を歩いて約10分の、一の滝まで行くことができます。大変滑りやすいので沢登りに準ずる用意が必要ですが、世界自然遺産の知床を体感できる秘湯です。
原生林に囲まれた大小5つの湖。歩き方は2つあり、一湖までの往復1.6kmの高架式木道(約40分)は、シーズンを通して無料で安全に楽しむことができます。また、五湖を巡る約3kmの地上遊歩道は受付手続きが必要ですが、より自然の豊かさを実感しながらゆったりと散策することができます(登録引率者による有料ガイドツアーなど時期により散策条件が異なります)。湖面に映る原生林や知床連山の絶景や、ヒグマの爪あとや気配など原生の自然を身近に感じられることも魅力です。
断崖絶壁を見上げながら進んでいく迫力満点のダイナミッククルージング!美しい滝やユニークな形の奇岩などが間近に見られ、陸とは一味違った表情の知床を体験ができます。また、野生のヒグマに出会える確率も高く、時には天然記念物のオジロワシやエゾシカ、イルカやクジラ、シャチなどを目撃することも。感動のクルージングで日本最後の秘境を満喫してみませんか。